2014年05月10日

南シナ海の中国とベトナムの衝突問題!日米安保条約は日本を守る?

南シナ海 中国船とベトナム船が再び衝突 3人負傷


南シナ海で中国とベトナムの船が衝突した問題で、また双方の船が衝突し、ベトナム船の乗組員3人がけがをしたことが明らかになりました。


ベトナムの政府系メディアによりますと、中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙諸島の付近で9日、中国船がベトナムの漁業監視船に衝突し、ベトナム船の乗組員3人が軽傷を負ったということです。


ベトナム側の負傷者はこれで9人になりました。


一方、中国側はこれまで171回としていたベトナム船との衝突回数が8日夜までに180回を超えたとしています。


衝突を巡っては、双方が相手側が故意にぶつかってきたとしていて、主張が真っ向から対立しています。


現場海域には今も中国船約80隻、ベトナム船約30隻が展開しているとみられています。


テレ朝ニュースより引用

http://news.tv-asahi.co.jp/



南シナ海での石油掘削をめぐり、中国とベトナムの公船が衝突したこの問題は、日本にとって対岸の火事ではありません。


オバマ米大統領が、今年4月24日に行われた安倍晋三首相との日米首脳会談で、東シナ海・沖縄県の尖閣諸島が日米安保条約第5条の適用対象であることを明言したことで、中国の侵略行為は、南シナ海・米国の非同盟国であるベトナムへ今まで以上にウエイトを置こうということになったのでしょう。


中国政府は、強引に海洋上の領有権を主張して、アジア全土を中国の領土にしようという侵略基本方針は徹底的に貫く気構えのようです。


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最終的には、アジア全土どころか世界制覇を目論んでいるのでしょう。



今になって「アメリカは世界の警察官ではない」と明言されたアメリカにとっても、世界制覇を目論む中国の侵略行為は、決して対岸の火事ではないはずですが。。。


【尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象】


この当たり前のことをオバマ米大統領が明言されるまでに、あまりに時間がかかり過ぎました。


中国からの借金で財政が成り立っているためなのか、相当な及び腰で迷いも見て取れました。


日本のマスコミは、オバマ米大統領が沖縄県・尖閣諸島を日米安全保障条約の第5条の適用対象であると明言したことを、大変喜ばしいニュース・おめでたいニュースとして大々的に報道していましたが、むしろ、日米安全保障条約に不安を感じた日本人も多いのではないでしょうか。



過去には、アメリカ・ロシア・イギリスはウクライナ独立後の1994年に、核兵器廃棄と引き換えにウクライナの国土一体性を尊重して、安全保障体制の確約に応える形でブダペスト覚書に署名しました。


しかし、現在のアメリカ政府はブダペスト覚書は「拘束力があるものではない」との立場をとり、オバマ米政権は、ロシアによるクリミア・セヴァストポリの編入を散々非難しながらも軍事的介入は見送りました。



日本人はアメリカは日本を守ってくれるに違いないと思い込み、ずいぶん高い保険料を払わされ続けてきたのですが、果たして本当に有事のときに、日本はアメリカに守られるのでしょうか?
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