大阪府茨木市横江2丁目20−29のコンビニエンスストア「ファミリーマート茨木横江店」で起きたコンビニ土下座恐喝事件で、コンビニ店長は迷惑行為を繰り返す山口組関係者を名乗る集団に、初めは毅然と対応していました。
参考
ファミマ土下座事件!反社会的勢力と馴れ合う大阪府警はコンビニ店長を見習え!
ところが、翌日、ファミリーマート本社社員が来たときには、前日の対応から一転、土下座して詫びる、タバコを差し出す、新機種携帯電話の買い替え代金の支払いを承諾するという対応に変化しました。
さらに、犯人が投稿した動画サイトでは、ファミリーマート本社社員も、要求されたタバコのうち1カートンは自分が出すと申し出るなど、恐らく、ファミリーマート本部の指示が、とにかく土下座して謝罪せよ!恐喝に可能な限り応じよ!ということだったのだろうと推測できます。
また、コンビニ事務所で恐喝される前に、コンビニ店内で会計前の食品を食べたり、迷惑行為を繰り返した犯人達に対して、その段階で、なぜ警察に通報しなかったのでしょう。
ファミリーマートは警察沙汰を極端に嫌う企業なのでしょうか。
今回は、犯人が犯行現場の動画をインターネットに投稿するという、桁外れに何も考えていない集団だったことが、「ファミリーマート茨木横江店」にとっては不幸中の幸いでした。
動画サイトがなければ、若しくは動画サイトがもっと短く編集されたものであれば、ファミリーマートは反社会的勢力に屈し、警察に通報することもなく、要求に応じていたと思われます。
反社会的勢力に屈することは、やがて反社会的勢力と癒着することへとつながります。
そして、ファミリーマート自体が反社会的企業となっていくことでしょう。
そのようないい加減な対応をしていると、今後、暴力団に、「動画を撮るようなヘマをやらなければ、ファミマは仕事がしやすい!すぐに要求に応じる!」などと思われ、全国の加盟店さんが大変ではないでしょうか。
ひょっとして、今までも、その筋の人達は「ファミマは仕事がしやすい企業」と認識していたのかもしれません。
以下、大手コンビニエンスストア各社のホームページに掲載されている、反社会的勢力を排除するための企業行動規範です。
株式会社ローソン
私たちは、暴力団などとは一切関係を持たず、政治家や公務員とは健全で適切な関係を保ちます。
1、反社会的勢力との断絶
私たちは、暴力団や総会屋などの反社会的勢力との結びつきを断絶し、ローソングループの事業活動から完全に排除することにより、健全な企業風土を保ちます。
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
反社会的勢力への対処
当社は、社会秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、一切の関係を持たないとともに、不当な要求にも、妥協せず毅然とした態度で対処します。
株式会社ファミリーマート
反社会的勢力等との遮断
社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体との一切の関係を遮断します。
微妙ですが、反社会的勢力を排除しようとの思いに温度差を感じますね。
ファミリーマートは、高額なロイヤリティ契約を交わしているフランチャイズオーナー・加盟店さんを、本気で守る気持ちがあるのでしょうか。。。
(●´・△・`)はぁ〜
参考
親子で働くコンビニ店員の土下座!ファミマはフランチャイズオーナーを守れ!